200LX設定編

200LXの醍醐味。それはカスタマイズが柔軟なことがあげられます。
とにかく、ありとあらゆることを自分の思い通り(?)に設定を変更できるんです。
そう、標準のアプリケーション起動キーでさえ別のアプリケーションと連動させることができるんです。

まぁ、自分の環境はそれほどヘビーな使い方をしているとはとても思えませんが逆にこれから中古や、オークションなどで手に入れた素晴らしき200LX環境構築のお役に立てればとちょっとはずかしいんですが自分の環境を大公開しちゃいます。(^^;;;

200LXのドライブ設定
config.sys
autoexec.bat
sm.bat
moreexm.ini
exkey.ini
KeyMでの黒龍設定画面


200LXのドライブ設定

LXでは、ドライブ設定が以下のようになっています。

Dドライブ:

内蔵ROMドライブ ここにMS-DOSや、内蔵アプリケーションプログラムが収められています。設定変更不可。読み込みが一番早いドライブ。

Cドライブ:

内蔵RAMドライブ。2MBモデルとか4MBモデルとかいわれるのはこの領域のことです。つまりこの領域が大きければ大きいほどフラッシュメモリカードのお世話になることがなくなりますので、使い勝手が良くなります。(Cドライブだけでも運用可能になる)
そして、もちろんRAMなのでアクセスが非常に早くなり快適に使えるようになります。

Aドライブ:

200LXのPCMCIAカードスロットにフラッシュメモリカードを差し込んだ場合にAドライブとして利用可能になります。
残念なことに、200LXにはカードスロットが一つしかない為、モデムカードや携帯電話・PHSなどの通信カードを利用した場合、このドライブが読み込めない不都合が生じてきます。
だから、RAMドライブ(Cドライブ)容量が通信するさい重要になってきます。

200LXのシステムマネージャー起動までの簡単な流れ

まぁ、自分もそんなに詳しい方じゃありませんが、大体こんな流れでシステムマネージャーが起動すると思っていれば、環境構築がしやすいと思います。自分の思いこみで実際の動作と異なる点があるかもしれませんが、その辺はご容赦ください。(^^;;ゞ

本来のMS-DOSであれば、こういう風になるはずなんですけど200LXの場合はROMに組込まれているので、ちょっと異なっています。(本来のMS-DOSはこちら)

  1. ハードウェアBIOS-ROMを読み込み実行する。
  2. MS-DOSの基本部分(BIOS-ROMに格納済み)を読み込む。
  3. Config.sysを読み込み実行する。
  4. Autoexec.batを実行する。
  5. sm.batを実行する。(日本語化キットの場合:autoexec.batに取り込んだ場合はなし。)
  6. システムマネージャーが立ち上がる。

そして、Config.sys、Autoexec.batは Aドライブ→Cドライブ→Dドライブの順で自動に読み込むようになっているみたいです。つまりカードスロットにフラッシュメモリが差し込んであった場合はフラッシュメモリにある設定ファイルを先に読み込むわけです。
起動ドライブを変更する場合は、リセットした後すぐに[Altキー]を押すと起動ドライブを変更するためのメニュー画面が起動します。


いつものことながら前置きが長くなってしまいました。
ここからが黒龍の200LXの設定です。

config.sys
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shell=d:\dos\command.com /P /E:512
buffers=20
files=30
lastdrive=f
rem クロックアップドライバの設定
device=c:\clkup\clkup31m.sys
rem 日本語化キットの設定
device=c:\jkit\lxjex.sys
device=c:\jkit\lxemm.exe
device=c:\jkit\lxfont.exe
device=c:\jkit\lxdspd.exe
device=c:\jkit\lxansi.exe
shell ってのは、command.comの場所を指定するコマンドです。とりあえずこの設定のままでいいでしょう。
buffers,filesについても説明は省きます。こんなもんです。(^^;;ゞ
lastdriveは設定してもしなくてもかまいません。

自分の200LXは若松で改造してもらって6MB化しています。それで日本語化キットはCドライブに於いています。
とりあえずこのデバイスドライバはAドライブに設定していても大差はないと思います。
まぁ、config.sysはとりあえずこんなもんだということで。。。
autoexec.bat
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prompt $p$g
path c:\jkit;c:\bin;c:\;a:\duty;a:\bin\smmx;
a:\fm;a:\jkit;a:\bin;a:\bat;d:\;d:\bin;d:\dos;a:\vz

c:
hppower
assign e:=a:
d:\bin\cic100 /gen 1
rem lxdspd -us
rem call d:\bin\llras
rem lxdspd -jp
rem lxvm
mode con:rate=24 delay=1
at
exkey -fa:\duty\exkey.ini -b50
rem expkey
battlog
adddev C:\atok8.dev
SET LXADDR=/D:a:\lxadd\ /A:+
set tmp=c:\tmp
sm

prompt はおきまりの文句です。
path はc:\jkitからa:\vzまで改行なしの一行続きです。(注意してください)
3行目でCドライブに移動しています。これは、Cドライブから起動しないとうまく動かないソフトがあったからだと記憶しています。(^^;;ゞ
4行目hppower.comはフラッシュディスクの中には200LXのライトスリープ機能に対応していないカードを使用した場合での電池の持続時間が著しく減少する問題を解決するためのソフトです。(@NIFTY/FHPPC/ LIB7/531にあります。)
5行目のassignとはEドライブと指定されるとAドライブを認識させるためのコマンドですが、これはなんで使っているのか自分もわかっていません。はっきしいって削除していいのかもしれん。(^^;;ゞ
6行目cic100ってコマンドはモデムカードのイネーブラ(認識させるためのドライバってとこ)の組込み。cic100はLX標準ドライバですが、常駐する為、常駐解除が可能なcicfakeってのが (@NIFTY/FHPPC/ LIB7/858にあります。)
7,8,9はLaplinkを使うための設定で現在は使っていないため外してあります。
lxvmは、日本語フォントの設定を決めるためのコマンド。
11行目 mode con ってのは、キーを押したときの反応速度の設定。
atは、appointmentsで設定したアラームをシステムマネージャーが終了している場合やDOSで作業して電源を切っている場合にもアラームがなるようにするためのソフトです。 (@NIFTY/FHPPC/ LIB8/294にあります。)
13行目いわずとしれた、キーの配置変更ソフト登録。
このソフトのおかげでユーザー各々の手になじんだ200LXができあがります。
14行目のexpkey。。。これはなんだったっけか?
覚えてません。(^^;;ゞわかったときにまたご報告いたします。
15行目 battlogは電池の電圧を記録しグラフで表示してくれる常駐ソフトです。いやぁこれは便利だわ。だって今使っている充電池があと大体どのくらい使えるかの大きな指標になります。 (@NIFTY/FHPPC/ LIB7/834にあります。)
16行目はデバイスドライバ常駐・解除ドライバ(adddrv deldrv)のフリーソフトウェア番を使ってatok8を組み込んでいます。
いまこれってどこにあるんでしょうね?(^^;;ゞ
ベクターにはあるかなぁ。。。
17行目はVZで簡単なアドレス帳の呼び出しマクロがあってそのアドレス帳のディレクトリを設定してます。
18行目はDOSが勝手にゴミファイルを作るテンポラリディレクトリを設定しています。Windowsだったら、c:\windows\tempが該当します。
ここにゴミ(昨日までの日付のやつ)があったらさっさと削除しましょう。
気が付くと100MBを越えていることもあります。<Windowsの場合(--;;
19行目はシステムマネージャー起動バッチを呼び出しています。
sm.bat システムマネージャー起動バッチファイル
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@echo on
c:
maxdos -l -e
rem dsp14 -s14
lxime
lxdsps /K+
dosclip
moreexm
ipex -fa:\PCX\
fepio -K6A00
100
fepio -r
ipex -r
moreexm -r
dosclip -r
lxdsps -r
lxime -r
rem dsp14 -r
maxdos -r
説明は後日。。。
moreexm.ini
a:\duty\bin\mptaid.exm,7C00,0,MptAid
a:\bin\zoom.exm,8000,1,Zoom
a:\bin\task\tasklist.exm,7B00,1,Tasklist
a:\bin\mml\mml.exm,02AF,1,mml
a:\bin\fullpath.exm,05F9,1,Putpath
a:\bin\grep\lxgrep.exm,7E00,0,LxGrep
a:\bin\holi\cal.exm,7F00,0,Calender
a:\bin\123gj.exm,6F00,1,123GJ
a:\ww\hikaru.exm,09AE,0,Hikaru
a:\bin\dosline.exm,6B00,1,DosLine
A:\BIN\IP\IP.exm,B300,0,IP3
a:\bin\le.exm,B700,0,Log Express
a:\bin\xfinder\finder.exm,03AD,0,XFinder
a:\eng2jap\eng2jap.exm,6E00,0,ENG2JAP
a:\duty\capsys.exm,7A00,1,caplx
A:\BIN\TODO\todo.exm,AF00,0,TODO
A:\bin\gdbg\GDBG.EXM,7000,1,GDBG: Alternative Menu bar for GDB [Alt+F9]
a:\bin\me\me.exm,7D00,0,MemoExp
a:\vz\vz.exm,BB00,0,vzres
a:\bin\holi\holiday.exm,7900,1,holiday
説明は後日。。。
exkey.ini
{Prtsc}={Null}
{ALT+2}={Null}
[100]
{Fn+a}={Copy}{Alt+F4}{Wait}echo{ }{Paste}{End}{;}pause
{Fn+m}={F5}m{F10}{Ctrl+off}
{Ctrl+Esc}={Alt+4}{Ctrl}
{Ctrl+ }={Alt+9}
{Filer}={Alt+Phone}
[COMMAND]p
{Appt}=Sm{Enter}{Wait50}{Appt}
{Phone}=Sm{Enter}{Wait50}{Phone}
{123}=Sm{Enter}{Wait50}{123}
[VZIBMJ]
{Ctrl+7}={Ctrl+[}
{Ctrl+8}={Ctrl+]}
{Ctrl+cc:Mail}={Ctrl+^}
{Menu}={F12}
{Filer}={Ctrl+Q}@
{Shift+Up}={Shift+PgUp}
{Shift+Down}={Shift+PgDn}
{Shift+PgUp}={Shift+Up}
{Shift+PgDn}={Shift+Down}
[VZIBMJ]p
{Appt}={Ctrl+Q}_{Wait50}{Appt}
{Phone}={Ctrl+Q}_{Wait50}{Phone}
{123}={Ctrl+Q}_{Wait50}{123}
<1-2-3>
{Menu}={ALT+F8}
<Filer>
{Shift+Enter}={Alt+F2}
<ApptBook>
{F6}={F5}{Tab}{Copy}{Esc}{Esc}{Alt+8}{F5}{Tab}{Paste}{Enter}
{Appt}={F7}{Alt+2}
{F7}={F7}{ALT+2}
<Phone>
{Fn+b}={F5}t{F10}{Fn+Phone}{Menu}p
{Fn+h}={F5}h{F10}{Fn+Phone}{Menu}p
{Fn+f}={F5}f{F10}{Menu}q
<le>
r=r{wait05}{bs}{down}{down}{down}
<App Manager>
{Shift+Enter}={Alt+6}
<LEAF>
{Alt+Enter}={Copy}{Fn+Memo}{Enter}
<Database>
{Menu}={ALT+F9}
<NoteTaker>
{Menu}={ALT+F9}
説明は後日。。。

CARGO氏作のキーマップ表示プログラムKeyM.exmでの設定画面<日々変わってたりします。

KeyM内容画面


TopLXって?生産終了反対出会いPIM1PIM2DOS
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