爆速化への道標準水晶と36MHz水晶

DOS/Vパソコンといえば、汎用性が高い。
汎用性が高いといえば、自作・改造。
改造といえば。。。そうヘビーユーザーの中でまかり通っている少しでも現行CPUを快適に快速に使用するためのクロックアップ!<ほんとか?(笑)

そう、わが愛しのHP200LXもクロックアップの道が開けているのです。

200LXのヘビーユーザーではクロックアップしたマシンを使っているのがあたりまえの世界。今ではとっても考えられないようなCPU速度でありながら、OSがDOSであることもあいまって、ちょっと改造することでPentiumと同等、いえそれ以上のパフォーマンスを発揮します。

さぁ改造しましょう。


クロックアップのメリット

クロックアップのデメリット

こんなデメリットもありますが、メリットのことを考えるとやっぱクロックアップするしかないっしょ。(^^)b


クロックアップへの二つの道

クロックアップには大きく二つの道があります。
一つは、秋葉原「若松通商」で改造を委託する。
もう一つは、自分で改造する

この項目に該当する方は若松通商に依頼した方がベターじゃないかと思います。
実際σ(^^;も1台目・2台目は若松通商さんに改造してもらいました。
それに、若松通商にて販売しているクロックアップキットは、先人ユーザーのご尽力できっちり通常動作周波数の2倍(31.673550MHz)で動作する特注品で、このキットでお使いのユーザーもたくさんおられますので、安心して使えます。
あと、若松通商で販売されている水晶には個体差による失敗例はないみたいです。

32MHzや特に36MHzの水晶では200LXのROMバージョンや個体差による失敗例がみられるとのことです。

それに、イザって場合修理とか相談とか乗ってくれますしね。

但し。。。高いです。。。(^^;;ゞ
クロックアップキットが5,800円、改造委託費3,900円らしいです。

じゃぁ安く改造場合は???

これも二つの道があります。

自分で改造するor半田つけがうまい知り合いに頼む。(^O^;)☆\(--;
(でも実際、近くにそういうお友達がいた場合はそっちの方が絶対安全ですね。)

残念ながら、内気で人見知りのσ(^^;は予備機をσ(^^;で改造する道を選んだのでした。ゞ(^^;)オイオイ

もちろんクロックアップするためには、クロックアップ用の水晶が必要です。
しかし、たしかに若松通商では既に200LXの販売が終息したに関わらず「クロックアップキット」を未だに販売いただいています。(/_;)ウレシ!
でも、高い。。。

ってことで、ハードウェアバイブルや、FHPPCで紹介されているお店(秋葉原の千石電商、秋月電子)に水晶を漁りにいったんですが、なかなか見あたらない。。。
さすがに大阪 日本橋の共立電子に出向くのは遠すぎる。。。

予備機を手に入れてから半年。。。一月に1回のペースで秋葉原を巡りました。。。
そして、ついに発見!!!\(^o^)/

32MHzの水晶ではなく、36MHzの水晶がありました。ハードウェアバイブルでも紹介されているHC-49U/S
場所は、秋葉原ラジオデパート2Fの『(有)サン・エレクトロ』TEL 03(3255)2923

ついついうれしくて3つも買っちゃいました。(笑)
でも、ハードウェアバイブルでは日本橋の共立電子は150円くらいって紹介されてましたが、350円もしました。倍以上もする買い物。。。物価の違いなのかなぁ〜。(/_;)(笑)


開腹手術

さっそく、次の休みの日に開腹手術です。裏蓋を取り外した所

主電池(単三乾電池)、バックアップ電池(ボタン電池)を外し、極細マイナスドライバーで背面のゴム足を取り外した後、ゴム足の奥に隠れているネジを取り外します。
自分の場合は、持っていたマイナスドライバーがちょうどうまくはまってネジの取り外し出来ましたがだめな場合は、東急ハンズで購入できるトルクスレンチ(6番)がぴったり合うって事です。

乾電池側の隙間にいらないクレジットカードをつっこんで、少しずつロックを取り外し裏蓋を外します。

ここで、注意なのですが 右図のダイダイ色のフレキシブルケーブルと、メイン基板(チップみたいなやつ)の下にキーボードを接続するカーボンフレキがあります。これはキズをつけないように十分注意してください。

実際にσ(^^;の場合キーボード用のフレキを傷つけてしまったのか「ON/OFF」キーや「Shiftキー」「Ctrlキー」が動作しなくなってあわてふためきました。(^^;;;
幸いなことにある方からキーボード関連一式をもらっていたため交換することで復活しましたけど。。。(^O^;)ほっ!

また、オレンジ色のメインフレキをけっこういいかげんに差し込んで組み上げちゃったのが原因で画面がまったく表示せず真っ青になったことがあります。(^^;;ゞ

ですから分解に際しては細心の注意をはらいましょう。(^^;b

ほんと予備パーツはあることにこしたことはありません。こういうのって自作DOS/Vパソコンにもいえるんですけどね。

裏蓋がとれたら、オレンジ色のメインフレキのロックを引っ張って外し、フレキを外すことで、メインボードが取り外せます。

さぁ、ここからが本番です。新しい水晶を取り付けた所

標準の円筒形の水晶は、頭が半田で固定されています。その為を半田ごてで熱しながら半田を半田吸い取り線で丁寧に取り除いていきます。

標準の水晶の頭がとれたら、足の半田も2本同時に熱しながらピンセットで水晶を外します。
水晶の足が取り付けられていたホールには半田が残っています。ハードウェアバイブルには新しい水晶を取り付けるために残しておくって書いてありましたが、不器用な自分は半田を半田吸い取り線で丁寧に取り除きました。
その方が、新しい水晶の足をホールにきっちり差し込むことができ更には半田もきれいにつけることができるのでお奨めですね。

新しい水晶の取り付けが完了したら、後は組み上げるだけです。(^^)v

メインフレキの取り付けには細心の注意をしてくださいね。ほんと。。。取り返しのつかない失敗は半田付けよりこっちの方が多いような気がします。。。

さっきも書いたとおり、かなりいいかげんにメインフレキを取り付けたのか組み上げて乾電池を入れたところで『ピッ!』っと反応した音を聞いて『\(^o\)(/o^)/』と喜んだのもつかの間画面を開いて『w(@o@;;w』ってな感じ。。。

あと、利かないキーがあったりして。。。(これはメインフレキなのかキーボード用のフレキだったのか再組立をしたら直っちゃいまいた)<これは2台目の予備機の出来事です。
左端画面が乱れている図
クロックアップが成功していれば、画面の左端が乱れます(これは個体差があるらしい)。
この段階で大喜びしてくださいね。(^O^;)☆\(--;

あとは、クロックアップドライバをconfig.sysに組み込んで速度の違いを実感してください。

クロックアップドライバはココにあります。
ニフティ FHPPC/LIB7/00757 CLKUPDRV.LZH 31/32/36M水晶用ドライバ+パッチ


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