オプション3日目 黒部峡谷鉄道


3日目は、「宇奈月駅」から「欅平」まで片道約1時間半、黒部峡谷をトロッコ電車で渡る、黒部峡谷鉄道に乗った。


前日は、富山駅でレンタカー(トレンタ君)を借り富山の宿泊地に着いたのは、19時前のことであった。

この富山の温泉ホテルは、なんとむちゃくちゃいい部屋で一部屋の中に8畳間が2部屋構成の部屋であった。

食事も、さすがに前日のホテルとはことなり、むちゃくちゃうまく腹一杯であった。

この日も、ちょっと早めの7時には食事を終了し8時には富山の温泉ホテルを出発。

高速にのり 一路黒部峡谷鉄道出発地点の宇奈月温泉へ。
黒部を堪能するにはやっぱりココもチェックしておきたかったのと、トロッコ電車に乗ることなんて普段ありえないから、子供達が喜ぶかな?ってね。>甘かったけど。。。

約1時間半後の9時半には宇奈月駅に到着。宇奈月は温泉郷としても有名ところで、温泉郷らしい様相を呈している。

そういえば、昔バラエティ番組でお笑いコンビのボケ役3人が集まって「うなづきトリオ」なるトリオを構成したのを思い出した。この番組で宇奈月温泉郷が全国区になったのかもしれない。(笑)

トロッコ電車には、普通旅客車以外に、パノラマ客車やリラックス客車などいろんな客車があるみたいであるが、普通旅客車以外は出発の時間によっては乗れない客車があった。
まぁ、普通旅客車で十分楽しめると思いますけどネ。

子供達ははじめはうれしそうに静かに乗っていたんだけど、景色を楽しむことをできない子供はやはり片道1時間半という時間はとてつもなく長い時間なんだろうね。
けっきょく飽きてしまい客車の中で暴れ出した。
怒ると泣くし、こまったもんだ。。。(--;;

それでも暑さと、昨日の疲れから、トロッコ電車のコトコト走る心地よさからかしばらくたつと子供達は寝てしまいました。そのとなりには しずかになりホッとする自分と嫁さんがそこにあった。

いくつもの橋を渡りや次々とトンネルをくぐっていく。(パンフレットによると25ヶ所の橋と41ヶ所のトンネルがあるらしい。)
トロッコ電車
出発するとすぐ、建設中の宇奈月ダムを眼下に見ることができた。ダム底を数多くのトラックやクレーン車が行き来している。なんでダム底をこんなに作業をする必要があるのかよ〜わかりませんがね。(^^;;ゞ

しばらくすると、ヨーロッパの城を思わせる新柳河原発電所が、そこを過ぎると左側に小さな人がぎりぎり通れるくらいのトンネルがあることがわかる。どうやら冬の間、雪や雪崩れなどから安全に歩いて移動するためトンネルらしい。
それにしても狭そうである。もし自分であれば気が狂っちゃうかもしれない。
それでも上流のダムや発電所とのに冬季移動には、必要な通路なんだろうね。

そうそう、ヨーロッパの城のイメージはこの黒部峡谷のイメージをくずさないようにデザインされたらしいけど、どう考えても違和感があると思ったのは自分だけかな?

トロッコ電車は思ったより、寒くはなく逆に暑いくらいであったが、トンネルをくぐるたびにヒンヤリとした空気がほほをすり抜けていく。(ここは、この季節半袖・短パンで十分ですな)

途中、なんども登りの電車と行き違いながらトロッコ電車は一路欅平を目指して進んでいく。
登り電車と行き違う度にお互い手を振っていたんだけど、これってディズニーランドの影響かな?
それとも、バイクのツーリングでの「ピースサイン」と同じように自然とこういうことが習慣になったんだろうか?

ところどころに、露天風呂と書いてある標識があった。「川の中に温泉がわき出しており、石なんかでせき止めて、露天風呂にする」ってのをなんかのTVで見たことあるのだがここのことかもしれない。

そうそう、ここのパンフレットに書いてあったんだけど、このトロッコ鉄道というのはもともと、ダム建設用資材や人の移動の為に作られたんだけど、ここの景色の良さを噂で聞いた人々が殺到し、「命の保証はせず、事故があっても当局は一切関知せず」との念書をとって乗せていたのが、毎年どんどん人が増えてきたモノだから、最終的に営業手続きを取得して現在にいたっているんだって。

やっぱ山好きというのは、命知らずが多いのか?そんなことはない?

この電車の残念なところは、フリーパスチケットがなく途中下車ができないことだ。なかなか、魅力的なところが多くて、ちょっと途中下車して周辺散策をしたい気持ちになってしまうな。

それにしてもやっぱ、1時間半は長い。。。いくら景色がいいといっても立ち止まらず、電車は勝手に進んでしまうし、景色は単調だし。。。(^^;;

11時ちょうどくらいに、やっと終着駅「欅平」に到着!
すぐに帰りの予約を入れる。ここもあんまり長居はできず12:45分発の電車を予約。
まさか時間が足りなくなるとは思ってもいなかったし。。。

「欅平駅」からはいくつかの散策ルートがあったが、子供達もあき気味だから、沢に下りることにした。

10分ほど下るとそこには、沢というよりも川に近い。かなり水の量も豊富で、流れも早い。
それでも、川岸には大きめの石がころがっており、腰掛けたりすることができる。
欅平沢
今回もみんなで水遊びだ。(^^)

いやはや、気温の高さを感じさせないような冷たい水である。気持ちよすぎて、向こう岸から「ビールくださ〜い!」と叫ばれそうな感じ。>もちろんビールは持ってませんが。
その代わりにペットボトルを冷やすことにした。ホントはビールが飲みたかったんだけど。。。(^^;;ゞ

しばらくいると、係りの人が近くにやってきた。『サイレンが鳴ったら、放水で水かさが増えるからここから避難してくださいね。』
そうここは、なんと上流に黒部ダムがあるのだ。昨日見た放水がさらにドッ!っと流れ出すことを思うとますます感慨深くなっちゃいますな。

ここでも30分ほど遊んだ、ココ(欅平)まで来て川遊びして帰るってのもなんだから、少しくらいこの辺を観光して帰りたいって願望が出てきた。

あっちこっちいくほどの時間はなくなっちゃったので、一番近い観光場所「猿飛峡」までいくこととした。そこまではおよそ片道20分。往復したら帰りの電車までの時間ぎりぎりになる。

片道20分というのは、あくまで大人が歩く速度での時間。。。そう、お子ちゃまがいる我々一行はそれ以上の時間がかかってしまった。(^^;;ゞ猿飛峡での家族写真

「猿飛峡」は、その名の通り向こう岸とこちらの岸との間がかなりせまっており、猿が飛び越えていたことに由来するらしい。

なんとか、記念撮影をしてそうそうに帰り道についた。
「欅平駅」に着いたのはなんと、出発の15分前の12:30分。ちょっとだけ時間が余ったのでここで一番のメインと思われる、朱塗りの橋「奥鐘橋」で記念撮影。。。(^^;;ゞ

ここでもやっぱり問題となったのが昼食だ。欅平駅にもレストランはあるが、弁当類がおいてないんだよね。

トロッコ電車ではかなりの長旅になるから、欅平駅とか途中の駅で駅弁なんかがあるとむっちゃうれしいんだけどねぇ。
この「黒部峡谷鉄道」も、十分一日中遊べますね。今回は夏の訪れでしたが秋の紅葉シーズンはもっといいらしい。。。いきたいなぁ!

あと、やっぱり帰り時間の1時間半は行きの時間よりもっと長かった。。。自分も含めてみんなウトウト。。。これはこれでいいのか?(^^;;;

宇奈月駅に着いたのは、14時過ぎ。

立山黒部アルペンルートの旅はここで終わるのであった。

次は次であるのですが、それはまた機会があるときに。。。(^^;;ゞ


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